- 敬老の日または長寿祝いにおじいちゃん・おばあちゃんに感謝状を贈りたい
- 感謝状の書き方がわからない
- 感謝状を用意したいけれど自分の時に自信がなく、仕上がりに不安がある
敬老の日・長寿祝いの感謝状は、普段は照れくさくて言えない想いをまっすぐに伝えられる特別な贈り物です。
しかし「どう書けばよいのか…」と迷ってしまい、手を止めてしまう方は少なくありません。
形式や言葉選びを誤ると、せっかくの気持ちが十分に伝わらないこともあります。
この記事では、敬老の日や長寿祝いの感謝状を迷わず書ける方法を賞状技法士1級の資格を持つ筆者が解説します。
文章構成のポイント、例文、手書きで美しく仕上げるコツまでを丁寧に紹介します。
この記事を読んで得られること
- 下書きを短時間でまとめられる
- 贈呈時に胸を張れる仕上がりになる
- 祖父母に長く大切にしてもらえる一枚が作れる

1級賞状技法士・筆耕士 かおりんご
- 書道歴26年以上
- 5歳〜17歳:書道
- 2011年〜:実用書道(2016年に賞状技法士1級取得)
- ワーママをしながら副業で筆耕サービス出品中!
- 現在、毛筆書写技能検定にも挑戦中!
- インスタグラムでかおりんごの筆文字動画を投稿中!
賞状技法士1級認定証書

敬老の日・長寿祝いの感謝状には何を書く?基本の3ポイント

敬老の日・長寿祝いは「多年にわたり社会に尽くしてきたお年寄りを敬愛し、長寿を祝う日」です。
おじいちゃん・おばあちゃんにとって、家族からの感謝の言葉を受け取れる大切な機会でもあります。
プレゼントや食事とあわせて感謝状を贈れば、形に残る記念品となり、何度でも読み返して温かい気持ちになってもらえるでしょう。
では、敬老の日・長寿祝いの感謝状にはどんなことを書けば良いのでしょうか。
難しく考える必要はありません。
次の3つを盛り込むだけで、心が伝わる一枚に仕上がります。
- 感謝の言葉を伝える
-
まずは「ありがとう」の気持ちを冒頭で明言します。
「いつも支えてくれてありがとう」「たくさんの思い出をありがとう」など、素直に表現しましょう。
- 具体的な思い出を添える
-
一緒に過ごした印象深い場面を一文加えると、文章に温かみが増します。
例として「入学式で写真を撮ってくれたこと」「いつも手作りの料理をふるまってくれること」など、日常の一場面で十分です。
- 健康と長寿を祈る言葉で締める
-
結びには「これからも元気で長生きしてください」「笑顔で過ごしてください」と未来を願う言葉を添えましょう。
前向きで明るい印象が残ります。

この「感謝 → 思い出 → 祈念」の流れを守れば、自然とまとまる感謝状になるよ!
敬老の日・長寿祝いに贈る感謝状の例文|祖父・祖母・祖父母連名・孫一同


感謝状は「感謝 → 思い出 → 祈念」の流れで書けば自然にまとまりますが、いざ文章にしようとすると言葉選びに迷うものです。
ここではそのまま使える例文を5パターンご紹介します。



必要に応じて名前やエピソードを差し替えて活用してね!
祖父への例文
感謝状
◯◯ ◯◯殿 ※祖父の名前
いつも温かくみまもってくださり
ありがとうございます
小学校の入学式の日に手を引いて
歩いてくれたことを今でも鮮明に
覚えています
これからもずっと元気で、私達の
そばで笑顔を見せてください
令和◯年◯月◯日
◯◯ ◯◯ ※孫の名前
祖母への例文
感謝状
◯◯ ◯◯殿 ※祖母の名前
これまでたくさんのおいしいご飯を
作ってくれて心から感謝しています
特に運動会のお弁当は家族の楽しみで
あり 私の思い出の宝物です
どうぞこれからも健康に気をつけて
明るい笑顔をみせてください
令和◯年◯月◯日
◯◯ ◯◯ ※孫の名前
祖父母連名への例文
感謝状
◯◯ ◯◯殿 ※祖父の名前
◯◯殿 ※祖母の名前
いつも私たちを支えてくださり
ありがとうございます
お二人が仲良く並んでいる姿は
私達の憧れです
これからもお元気で笑顔あふれる
毎日を過ごしてください
令和◯年◯月◯日
孫一同
孫一同からの例文
感謝状
◯◯ ◯◯殿 ※祖父の名前
◯◯殿 ※祖母の名前
いつも私たちを支えてくださり
ありがとうございます
お二人が仲良く並んでいる姿は
私達の憧れです
これからもお元気で笑顔あふれる
毎日を過ごしてください
令和◯年◯月◯日
孫一同
施設・地域の敬老会向け例文
敬老感謝状
◯◯地域の皆さま
あなた方は長年にわたり◯◯地域の
活動を支えてこられました
その豊かな経験と知識は私たち後世に
とって大切な宝物です
よってここに感謝の意を表します
令和◯年◯月◯日
孫一同
敬老の日・長寿祝いに贈る感謝状の書き方で気をつけるべきこと


敬老の日・長寿祝いの感謝状は、ただ思いのままに書くだけでなく、相手に心地よく伝わる言葉選びや形式を意識することが大切です。
少しの工夫で、より品格のある一枚に仕上がります。
ここでは、書くときに特に気をつけたいポイントをまとめました。
目上の方にふさわしい表現(例)
- 「ありがとう」
-
フォーマルにするなら「感謝申し上げます」や「御礼申し上げます」
- 「いつまでも元気でいてね」
-
「今後も変わらずお元気で 笑顔あふれる毎日をお過ごしください」
- 「これからもよろしく」
-
「今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます」
避けたい表現
- 病気や体調に直接触れる言葉
-
「病気が治りますように」などは不安を与えるため避ける。
- 命や寿命に関わる言葉
-
「死ぬまで」「最後まで」などは不適切。
- 強すぎる断定表現
-
「絶対に元気でいてください」などは重荷になることも。
文体のバランス
- 家族へ贈る場合
-
親しみのある言葉でやわらかく。
- 地域や式典で贈る場合
-
格調ある敬語でフォーマルに。



贈る相手や場面に合わせて表現を調整することで、温かさを保ちながらも失礼のない感謝状になるよ。
敬老の日・長寿祝いの感謝状を手書きするコツ|筆耕士のクオリティに近づける


敬老の日・長寿祝いの感謝状は、手書きにすることで温かみや特別感がぐっと増します。
ただ、字に自信がないと「きれいに仕上がるだろうか」と不安になる方も多いでしょう。
ここでは、プロの筆耕士が実際に意識しているポイントをもとに、家庭でも取り入れやすいコツを紹介します。
- 中心線を意識する
- 字の大小で格を付ける
- 行間と余白に気を配る
- 下書きをする
中心線を意識する
紙の中央に線をイメージし、表題・受者・主文・日付・贈者をその線上に揃えるように書きます。
中心が整うだけで、全体の見た目がぐっと引き締まります。
字の大小で格を付ける
感謝状では、以下の順に大きさを変えるとメリハリが出ます。
表題 > 受者 > 贈者 > 主文 > 日付
上記を意識したうえで、特に受者を大きめにすると受け取る方への敬意がより伝わります。
行間と余白に気を配る
行間はやや広めに取り、窮屈にならないように書きましょう。
余白は上下左右とも十分に残すことで品格が増します。
下書きをする
いきなり清書せず、まずは下書きをして全体の配置を確認しましょう。
表題と宛名を中心に何度か練習しておくと、清書の際に落ち着いて書けます。



筆耕士は清書用紙とは別の紙に書いた下書きを清書用紙に写して賞状類を書くよ。
敬老の日・長寿祝いの感謝状に関するよくある質問


敬老の日・長寿祝いの感謝状を準備しようとすると、細かい部分で迷う方も多いです。
ここではよくある質問をQ&A形式で整理しました。
Q1:受者名(宛名)は「おじいちゃん」「おばあちゃん」でもいい?
ただし、式典や地域行事で贈る場合は「◯◯殿」といったフォーマルな表記が適しています。
Q2:主文の長さはどれくらいがよい?
あくまでも私個人的な目安にはなりますが、おすすめの主文の文字数は以下の通りです。
- A4サイズ
-
〜80文字程度
- B5サイズ
-
〜90文字程度
- A3サイズ
-
〜100文字程度
※枠あり賞状をイメージ



用紙サイズに対して主文がかなり長文の賞状もあるけれど、やはり窮屈に見えてしまうので、余白をある程度とれる文字数を意識しよう!
Q3:受者(宛名)を連名で書く場合はどうかけばよい?
個別に書く場合、右に祖父の姓名、左に祖母の名(姓なし、祖父の名と揃えて)を書きましょう。
Q4:贈者(差出人)が複数人の場合はどう書けばよい?
贈者が2人くらいまでであれば、1人ずつ名前を並べてもよいかと思います。
Q5:感謝状はペン字でも書いてもいい?筆ペン必須?
とはいえ、普段筆を持ち慣れていない人がいきなり筆で長文を書くことは難しいかもしれません。
ボールペンや万年筆などを使って丁寧に書くことができれば大丈夫です。



大切なのは読みやすさと気持ち!
Q6:感謝状を贈りたいけれど自分の字に自信がない
家族への感謝状であれば、字やレイアウト構成の美しさよりも気持ちが大切ですが、
- 仕上がりに自信がない
- イベントの際に贈るため美しさを優先したい
という場合には、筆耕士に依頼することも選択肢として挙げられます。
もし筆耕士に感謝状筆耕を頼む場合には、賞状書きのスキルを持っている筆耕士に頼むのがベターです。



筆耕士のプロフィールなどを確認すれば、賞状書きを学んできた人は基本その実績を書いているので判断しやすいよ。
私自身も賞状類の筆耕サービスを行っています。
興味があればお気軽にお声がけくださいね!
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敬老の日・長寿祝いの感謝状で心を伝える一枚を贈ろう


敬老の日・長寿祝いに贈る感謝状は、普段はなかなか口にできない「ありがとう」の気持ちを形として残せる特別な贈り物です。
大切なのは難しい言葉や長文ではなく、感謝 → 思い出 → 祈念 の3つをシンプルに盛り込むこと。
基本の体裁を押さえ、相手に合わせた言葉を選べば、短い文章でも心のこもった一枚が完成します。
もし字に自信がなかったり、仕上がりに不安がある場合は、賞状書きの技術を持つ筆耕士に依頼する方法もあります。
プロの手による感謝状は、品格と安心感が加わり、家族の思い出に残る宝物となるでしょう。
ぜひ感謝状を通して心からの想いを届けてください。
それは、おじいちゃん・おばあちゃんにとってかけがえのない贈り物になるはずです。
筆耕士に感謝状作成を依頼したい方は、お気軽にご相談ください!
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