- 手書きの文字が読みにくくて人に伝わらない
- 美しい字が書けるという自信を持ちたい
- 手帳や手紙など、日常生活で字を書く機会が多い
字がきれいに書けないことで悲観的になってしまう人は多いです。
パソコンなど情報機器の発展により、字を書く機会は昔に比べて減ったものの、重要な局面での多くは手書きです。
字を書く度に、凹んでいては長い人生、先が思いやられますよね。
この記事では、字をきれいに書けるようにするための効率の良い練習方法を5つ取り上げ、ご紹介します。
記事内容を実践すれば、自分の字の上達を感じることができるようになります。
この記事でご紹介する練習法は、書道教室などで人から教わらなくてもできる、とても簡単な方法です。
継続することがポイントです!
どの方法も今日からすぐにできる内容なので、ぜひ実践してみてね!
きれいな字が書けることは、日常生活の中でもメリットは意外とあるものです。
私がこれまでに経験した「字が書けることで得したこと」を紹介した記事がありますので、よろしければご覧ください!
1級賞状技法士・筆耕士 かおりんご
書道歴25年以上
- 5歳〜17歳:書道
- 2011年〜:実用書道(2016年に賞状技法士1級取得)
ワーママをしながら副業で筆耕サービスを開始!
賞状技法士1級認定証書
きれいな字を書くための練習方法5選
字をきれいに書くための練習法にはさまざまなものがあります。
この記事で紹介する方法は特別な技術は一切不要!
紙と鉛筆さえあれば今日からすぐに実践できる簡単な方法を5つご紹介します。
- 姿勢を正す
- 書写をする
- 模写をする
- 大きな字を書く
- 筆順を守る
姿勢を正す
美しい文字を書くための第一歩は、正しい姿勢から始まります。
文字を書く際には、背筋を伸ばし、肩の力を抜くことが大切です。
姿勢が悪いと手の動きが制限され、美しい文字を書くことが難しくなります。
- 背筋を真っ直ぐに保つ
- 肩の力を抜く
- 書くときの腕の位置を一定に保つ
以上の点に注意することで、手の動きも安定します。
また、姿勢を正すことで、書いている字を真上から見ることができます。
これにより、バランスの良い字や文字間隔などきれいに揃った構成で文章が書けます。
横から見るとそれほど悪くなくても、真上から見るとバランス悪いな…と感じることはよくあるよ。
書写をする
書写とは、美しく書かれた文章や文字を模範として、これを写すことによって文字をきれいに正確に書く練習法です。
書写をすることで、以下の効果が期待できます。
- 美しい文字の形を覚える
- 筆使いのコツをつかむ
- 細部まで注意深く文字を見る習慣がつく
書写は、美文字を身につけるための基本中の基本です。
毎日少しずつでも良いので、続けてみましょう。
書写を繰り返すことが、美文字への最短の方法!
書写の方法としては以下があります。
- 書写教材を使う
- LEDライトテーブルを使う
書写教材を使う
書写教材なら持ち運びも可能なので、どこでも気軽に書写ができます。
例えば、以下のような教材がおすすめです。
同じ文字を連続して練習するようなものよりも、文章や俳句・短歌などを使って練習できる方がより実用的で継続もしやすいよ。
LEDライトテーブルを使う
筆耕士の仕事道具の必需品でもあるLEDライト(ライトテーブル)を使う方法もあります。
ライトテーブルの上に写したい文字などが書かれた紙を置き、その上に字を書く紙を重ねると、文字をきれいに写すことができます。
模写をする
模写は、美しく書かれた文章や文字を模範として、これを真似ることによって文字をきれいに書く練習法です。
書道教室や学校の習字の授業などで字を書くときに、先生が書いたお手本をよく見ながら書きますよね。
これが模写です。
模写をすることで、以下のような効果が期待できます。
- 細部まで注意深く文字を見る習慣がつく
- 対象の文字の形を再現しつつ、自分のスタイルを取り入れることができる
お手本とする文字は、こんな字が書けるようになりたい!と思えるものであれば何でもよいです。
書写と同様に、繰り返し実践することが最も重要なポイントです。
今回紹介する5つの練習法の中では、最もみんなが実践している方法だと思う。無意識にやっていることも多いかも!
字を大きく書く
字を書くことが苦手だと感じている人は、豆粒のような小さな字を書く傾向にあります。
例えば、マス目つきの国語のノートに文字を書くとき、枠いっぱいに大きな字を書く人と枠の真ん中に小さく書く人。
この差は歴然です。
字を大きく書く練習には、文字の形状やとめ・はね・はらいなどの点画を意識しやすくなる効果があります。
この練習法を繰り返すことで、より正しい字形で文字を書けるようになります。
私自身も、この練習法は度々取り入れています。
例えば、以下のように小筆で書く作品を、太筆で大きく書いて一文字一文字確認しながら書いたりします。
大きく書く練習をした後、再び小筆に持ち替えて本来の大きさで書くと、点画や字形、抑揚などを意識しやすくなります。
太い細いなど抑揚を意識する毛筆の場合は、大きく字を書く練習は特におすすめ!
筆順を守る
筆順を守ることは、きれいな字を書く上でとても重要です。
筆順というのはそもそも、その文字を最もきれいに、かつ、スムーズにかける順番だからです。
普段何気なく字を書くときにも、筆順を意識して書いてみてください。
正しい筆順が身につくことで、自然と美しい文字が書けるようになります。
私も、書いてみて書きづらいなと感じた字は、まずは筆順が合っているのかを確認するよ。
漢字の筆順を調べたい場合は、辞書を手元に1つ持っておくと便利です。
スマホアプリ|筆順(ひつじゅん)漢字辞典
スマホアプリで筆順を調べたい場合はこちらのアプリが便利。
筆順のアニメーション表示や手書き検索にも対応しているので、サクッと筆順を確認したいときにおすすめです!
書籍
書籍で筆順を調べたい場合はこちら。
きれいな字を書くための練習時間の確保方法3つ
きれいな字を書く練習で最も大切なことは継続すること。
とはいえ、練習する時間がなかなか取れないと、挫折してしまう人も多いです。
しかし、少しの工夫で日常の中に練習の時間を作ることができます。
きれいな字を書くための練習時間を確保する方法を3つご紹介します。
- 日常生活のスキマ時間を利用する
- 日々のルーチンに組み込む
- 趣味や日常のタスクに字の練習を取り入れる
日常生活のスキマ時間を利用する
きれいな文字を書くための練習には、日々のちょっとしたスキマ時間が役立ちます。
コーヒーブレイクや通勤、通学の時間など、日常生活で見つけた少しの時間を使ってください。
待ち時間や移動時間を利用している人は以下のような人が多いです。
- 朝のコーヒータイムに短い練習をする
- 電車やバスの中で練習帳を開く
- 昼休みにちょっとした練習を楽しむ
スキマ時間での練習をコツコツと積み重ねることで、たまに取るまとまった時間よりも大きな成果を得ることもできます。
私自身、賞状技法士1級試験に合格した年は、育児の合間のスキマ時間を上手く使えた結果が合格につながったと思ってるよ。
>> 賞状技法士1級試験体験談
日々のルーチンに組み込む
字の美しさを追求するなら、日常のルーチンに練習を組み込むことが効果的です。
毎日決まった時間に練習することで、自然と字を書く習慣が身につきます。
例えば、以下のようなルーチン設定が考えられます。
- 朝起きたら、その日の予定を書く
- 夜寝る前にその日の日記を書く
- 毎日の食事メニューを手書きで記録する
習慣にすることで、無理なく練習時間を確保でき、継続しやすくなります。
日々の小さな積み重ねが、大きな差となって現れるはずです。
はじめは簡単な練習からで大丈夫。
大切なのは毎日続けること!
趣味や日常のタスクに字の練習を取り入れる
字の練習を趣味や日常のタスクに組み込むことで、楽しみながら練習することができます。
レシピや手紙、メモ書きなど、日常の中で手書きを取り入れられる機会は意外と多いです。
例えば、以下のような場合です。
- ショッピングリストやToDoリストを手書きで作成する
- 気になる料理のレシピを手書きでメモする
- 年賀状や季節の手紙などの宛名書きを手書きする
上記は、近年ではスマホやパソコン上で記録を残す人が多いです。
これをあえて手書きで書いてみてください。
多少時間はかかるかもしれませんが、趣味や日常のタスクと合わせて字の練習ができるため、一石二鳥です!
手書きの文字は温かみがあるので、特に手紙類など他者の目に触れるものを書く場合に、練習を兼ねて手書きすることはとてもおすすめ!
練習を続けるモチベーション維持の方法4つ
美しい字を書くための練習は、継続が鍵となります。
しかし、時にはモチベーションが下がることもありますよね。
そんな時のために、モチベーションを維持する方法を4つご紹介します。
- 成果の見える化をする
- 目標を細かく設定する
- ポジティブなフィードバックを得る
- ご褒美を用意する
成果の見える化をする
練習の成果を目に見える形で確認できると、モチベーションの向上につながります。
例えば、以下のような方法があります。
- 練習前と練習後の文字を比較してみる
- 進歩の過程を写真に撮って記録する
- 練習の量や時間をカレンダーに記入する
見える化することで、あなたの努力が形になっていくのを感じられるはずです。
自分自身の成長を確認することが、次へのステップに繋がります。
目標を細かく設定する
目標を細かく設定することで、達成感を得やすくなります。
大きな目標もよいですが、小さな目標を積み重ねることが大切です。
例えば、以下のように目標を設定するとよいでしょう。
- 1日に5文字美しく書けるようになる
- 1週間で特定の漢字を上手に書けるようになる
- 1か月で日記を美しい字で書き続ける
小さな成功体験が、大きなモチベーションへと繋がります。
目標を細かくすることで、練習への取り組みやすさも増します。
目標を数値化できれば、やるべきことも明確になってなおよし!
ポジティブなフィードバックを得る
周りからのポジティブなフィードバックを得ることも、モチベーション維持に役立ちます。
家族や友人、SNSで練習の成果を共有してみましょう。
例えば、以下のようなものです。
- 家族に練習の成果を見せて褒めてもらう
- SNSで進歩を共有し、フォロワーからの応援をもらう
- 美文字のコミュニティに参加してアドバイスをもらう
他人からの肯定的な反応は、練習を続ける大きな力となります。
あなたの努力を認めてもらうことで、さらに前進する気持ちが高まるでしょう。
ご褒美を用意する
自分へのご褒美も、練習を続ける上での良い刺激になります。
目標を達成したら、自分へのご褒美を用意してください。
例えば、以下のようなものです。
- 好きなカフェでお茶をする
- 新しいペンやノートを買う
- 好きな映画を見に行く
自分自身を労うことで、次へのモチベーションに繋がります。
モチベーションを維持する工夫をしながら、楽しく練習を続けましょう。
きれいな字を書くための練習は継続することが大事!
この記事では、個人でも簡単に実践できる、きれいな字を書くための練習方法として以下の5つをご紹介しました。
きれいな字を書けるようになるには、上記の練習方法を継続して実践することが大切です。
いかに練習時間を確保し、モチベーションを維持できるかが鍵となります。
まずは小さなことから始めて、日常生活の中で字を書く機会を増やしていきましょう。
そして、書く際には今回紹介した練習方法を意識してみてください。
徐々にあなたの字は変化し、字がきれいになっていくことを実感できるはずです。
あなたが満足できる字を目指して、コツコツ練習を積み重ねてくださいね!
字がきれいであることは、日常生活を豊かにするよ!
きれいな字が書けるとどんなことに役立つ?と思ったら、以下の記事をご覧ください!
コメント